豆乳などの大豆製品は性欲や精力を減退させる?イソフラボンとテストステロンの関係性!

豆乳などの大豆製品は精力や性欲を減退させると耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

それはイソフラボン=女性ホルモンというイメージがあり、女性ホルモンが増えると性欲が減退するというイメージがあるからではないでしょうか?

豆乳は大豆を水に浸してすりつぶした飲み物ですし、大豆を使った食品といえば、豆腐納豆などが代表的で、多くのイソフラボンが含まれています。

また油揚げみそも大豆製品でイソフラボンを含みます。

精力減退の悩む男性はこういったイソフラボンを含む大豆製品を食べない方がいいのでしょうか?

大豆製品にはイソフラボンが含まれる

大豆に含まれるイソフラボンとは主に、大豆や葛(くず)などのマメ科の植物の胚芽に含まれるフラボノイドの一種です。

フラボノイドとは植物に含まれている色素、苦味、辛味成分でポリフェノールのひとつです。

フラボノイドは種類が多く作用はそれぞれ異なりますが、多くのフラボノイドが強い抗酸化作用を持っていて、イソフラボンもそのうちのひとつです。

イソフラボンには様々な種類があり、大豆に含まれるイソフロボンは

ダイゼイン
ゲニステイン

と呼ばれています。

大豆の加工食品である、豆乳、しょうゆ、みそ、きな粉、豆乳などの大豆製品にはイソフラボンを含みます。

各大豆製品には

・豆乳…約41mg(1本200g)
・納豆…約45g(1パック45g)
・豆腐…約40g(1/2丁150g)
・薄揚げ…約12mg(1枚30g)
・厚揚げ…約37mg(1/2枚100g)
・きな粉…約19mg(大さじ2 12g)

のイソフラボンを含むといわれています。

イソフラボンは女性ホルモンに似た作用をする

大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た作用をするので、植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)と呼ばれます。

大豆製品を食べると女性ホルモンが増えるというのは誤解で、このイソフラボンがエストロゲンの代わりになって働いてくれることによって、女性ホルモン様の働きをするということです。

女性は年齢とともに、卵巣の機能が低下することによってストロゲンの分泌が低下します。

エストロゲンの分泌の低下はたくさんの体の不調を生み出します。閉経後の女性は特にエストロゲンの分泌が低下してしまいます。

また年齢が若くても、無理なダイエットやストレスや喫煙や睡眠不足なども、エストロゲンの分泌の減少の原因になります。

イソフラボンはそういったエストロゲンの分泌の低下によって起こる症状を、分泌しにくくなったエストロゲンの代わりに女性ホルモン様物質として働いてくれるのです。

イソフラボンの女性への働きとしては、

更年期障害の症状を改善
骨粗鬆症を予防する効果
美肌効果
生活習慣病の予防・改善
乳がんの予防

といったものがあります。

だから大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性にとって強い味方になってくれるといわれているのです。

イソフラボンは男性ホルモンを減少させる?

イソフラボン=女性ホルモン様物質

なので、男性が食べると男性ホルモンを減少させるんではないか?という疑問が浮かびます。

結論からいうと

通常の食事から摂取するイソフラボンの量ぐらいでは減らない

と思っていただいて結構です。

というのも、男性の体には多くの男性ホルモンが分泌されています。

その一方で、男性の身体の中には女性ホルモンも存在しています。

男性の体の中の男性ホルモンと女性ホルモンは一定の割合を保って、お互いを活性化する働きがあります。

一方が増えると一方が減るという競争関係ではなく、別の役割をもったいわば協力関係にあります。

実際にも、男性の体内の存在するエストロゲン(女性ホルモン)は、テストステロン(男性ホルモン)を活性化させる働きがあります。

ですので男性の中のエストロゲンが低下すると、逆にテストステロンを活性化する力が弱まってしまうというわけです。

ですのでイソフロボンのような女性ホルモン様の物質を摂取したところで、男性ホルモンは減少することはなく、むしろ活性化の方向へ働くというわけです。

またそもそも通常の大豆製品であれば、性ホルモンのバランスを崩すほどのイソフラボンが摂取量は含まれていないので、男性にとっても影響はないと考えられています。

むしろ大豆製品には男性にとってうれしい成分栄養価をたくさん含む!

男性の性欲や精力を減退させると思われがちな大豆製品ですが、むしろ男性にとってはうれしい成分や栄養価が含まれています。

良質なタンパク質

大豆は”畑の肉”とよばれていて良質なタンパク質を含みます。

タンパク質は身体の中で生成できない「必須アミノ酸」のバランスがいいものが”良質なタンパク質”とされます。

良質なタンパク質を表す指標としてアミノ酸スコアというものがあるのですが、

大豆は

アミノ酸スコア100

となっています。これが植物性タンパク質の中でも特に優れていて、肉や卵にも劣らない良質なたんぱく質です。

たんぱく質は筋肉、骨、血管などあらゆる組織の細胞の元になる成分なので、力強い体を作るのには欠かせません。

また酵素やホルモン、血液の構成材料にもなるので男性の精力とは切っても切り離せない関係にあります。

特に大豆製品のたんぱく質の吸収率は納豆で91%、豆腐で95%といわれ、非常に効率よく体に吸収がされます。

大豆サポニン

サポニンは植物の葉、根、茎に含まれる苦味やえぐみや渋みになる成分です。

サポニンは漢方薬や生薬にも多く利用されていて

大豆に含まれる大豆サポニンは

コレステロールを除去
血栓を溶かす
動脈硬化を防ぐ
肝臓の働きをよくする
抗酸化作用

といったたくさんの作用があります。

若々しい体を作ったり、血流改善に役立つので男性の精力にも関与します。

大豆レシチン

レシチンは黄色いリン脂質のことで、脳神経や神経組織を構成する組織です。

大豆レシチンは、身体に必須なリノール酸リノレン酸を豊富に含みます。

大豆レシチンは

神経機能を正常化
集中力を高める
肝臓を保護する
動脈硬化を予防する
脳の働きを高める

といった働きで、性的興奮を感じやす体にしてくれるともいえます。

レシチンは卵の黄身にも多く含まれますが、大豆のレシチンの方がコレステロールが低いといわれています。

オリゴ糖

大豆には大豆オリゴ糖と呼ばれるオリゴ糖が含まれます。

大豆オリゴ糖はたくさんの単糖が結びついた糖質成分で、豆腐、納豆、味噌、高野豆腐、大豆などの大豆製品に豊富に含まれます。

大豆オリゴ糖は腸内のビフィズス菌の働きを活性化するので、腸内環境を整えまます。

腸内環境を整えることで

幸せホルモンセロトニンの分泌が盛んに
腸内で栄養を吸収しやすくなる
精巣の機能の向上
血流の改善

といった作用があるとされています。

逆に腸内環境の悪化は、ホルモンが正常に機能しなくなったり下痢になりやすくなったりするので、精力の減退につながってしまいます。

ビタミンE

ビタミンEは”セックスビタミン”と呼ばれるほど精力には高い効果を発揮します。

大豆には豊富なビタミンEが含まれ

強い抗酸化作用
細胞の健康の維持
男性ホルモンの分泌促進

に働きます。

強い抗酸化作用で精巣機能を向上させ、精細胞の活性化や運動量の改善を行なってくれます。

実際に男性不妊の治療薬としてもビタミンEが処方されることがあります。

ビタミンB群

大豆には豊富な種類のビタミンB群を含みます。

ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6

特に大豆にはビタミンB2が豊富に含まれていて、エネルギー代謝を盛んにする作用があります。

疲労回復やスタミナ増強といった男性の力強さを取り戻すのには必須です。

亜鉛

意外にも、大豆には亜鉛も多く含まれます。

亜鉛は”セックスミネラル”と呼ばれ前立腺にいちばん多く含有されていて、性機能には欠かせない成分です。

亜鉛はが不足すると

生殖機能の不全
射精能力の不全
精子・精液量の減少
勃起障害

を引き起こすといわれています。

ただし大豆には亜鉛などのミネラルと結合して吸収を妨げてしまうフィチン酸という阻害物質も含まれるます。

とはいえ、この阻害物質は熱を加えたり、納豆やみそなどの発酵させた食品であれば無効化されるとされているので問題はありません。

豆乳などの大豆製品は精力/性欲を減退させるのか?まとめ

大豆製品は精力/性欲を減退させるわけではない!

豆乳を含む大豆製品は男性ホルモンとは正反対にある、女性ホルモン様物質であるイソフラボンを含むことは確かです。

しかし、男性が女性ホルモン様物質を摂取することは男性ホルモンの活性化にもつながることが期待できるのも事実です。

イソフラボンの過剰摂取はもちろんおすすめはできませんが、食品から摂取できる量であれば男性機能面から考えても問題はないといえます。

また大豆製品には、その他の精力や性欲の向上を見込める成分が多く含まれるので、性欲や精力を減退させるわけではないのかもしれません。

むしろ大豆の発酵食品である納豆は、ムチンなどの成分を含み精力の向上に効果のある食品としても有名です。

大豆は一概に女性ホルモン様物質を増やし、男性機能を低下させるとは言い難いといえるのではないでしょうか。

大豆製品である納豆が精力/性欲を向上させるわけ」も合わせて読んでいただくと、大豆製品が男性の精力や性欲に、どういった影響を与えるかをわかっていただけるかと思います。

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